- 2013年度秋セミナー報告 [ 2014-01-28 17:01:53 ]
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テーマ「知られざる図書館システム管理者の苦労と実情のための情報交換会」
日 時 2013年11月12日(火) 13時30分~17時30分
会 場 成蹊大学 10号館 2階大会議室出席館 20館(31名)
亜細亜大学・亜細亜大学短期大学部図書館、嘉悦大学情報メディアセンター、杏林大学医学図書館、国立音楽大学附属図書館、工学院大学八王子校舎図書館、国際基督教大学図書館、首都大学東京図書館本館、創価大学附属図書館、電気通信大学附属図書館、東京家政学院大学附属図書館、東京外国語大学附属図書館、東京工科大学メディアセンター、東京女子大学図書館、東京女子体育大学附属図書館、東京薬科大学図書館・情報センター、東京農工大学図書館、一橋大学附属図書館、武蔵野大学図書館、ルーテル学院大学図書館、和光大学附属梅根記念図書・情報館
オブザーバー(会場館) 成蹊大学図書館
テーマ 「知られざる図書館システム管理者の苦労と実情のための情報交換会」
進 行 黒澤公人(国際基督教大学図書館)開会に先立ち、会場館である成蹊大学図書館の高浜武則事務部長よりご挨拶をいただいた。
■事例紹介 13時30分~14時30分
1.国立音楽大学附属図書館(森岡倫子氏)
図書館員が独自に仕様書を作成して図書館システムを構築している実例について、多くの音楽資料を閉架で管理するという音楽大学の付属図書館の特殊性と、典拠を経由した検索が可能なシステムとしている説明を通して具体的な紹介が行われた。2.東京女子大学図書館(渋谷克久氏)
「図書館システム」に加えて、学生用PCの管理やウェブページの運用を含めたシステム管理者の悩みと来年の更新に向けた改善の方向について報告があった。その中では、CD-ROMコンテンツ閲覧PC用OSの仮想化、ウェブページのクラウド化等の工夫が紹介された。3.亜細亜大学・亜細亜大学短期大学部図書館(藤掛徳仁氏)
システム管理者の実情を、システムのハードとソフトの二面性、業者・図書館システムを操作する職員・利用者それぞれへの対応、基幹システムを管理する学内部署との連携、図書館システムの選定の前後、保守体制といった業務内容について切り分けながら整理し、重要ポイントが挙げられた。システム管理者の後継者を育成する体制作りについても言及された。4.和光大学附属梅根記念図書・情報館(荒谷宏美氏)
システム担当者として実際の図書館システム構築に携わってきた苦労とその経験からの問題提起がなされた。特に、システム構築の過程で業務のあり方の方向性自体を決める必要性が出てしまうことや、後継者をどのように育成していくのかが重要な課題である等について指摘がなされた。■各図書館の実情など意見交換会 14時45分~16時10分
事前にメーリングリストで行った「図書館システムに関するアンケート」の結果一覧表等を資料に、出席の各館から現状や課題の報告が行われ、その後質疑応答・意見交換の時間が持たれた。
主な話題としては、
・価格や経費削減の問題 ・クラウド化、ディスカバリーサービスの導入
・大学付与の学生メールアドレス利用の定着や必須化 等
■図書館見学 16時30分~17時30分
出席者を3つのグループに分けて成蹊大学図書館職員に斬新なデザインの館内を案内していただいた。グループ閲覧室、英語多読本コーナー、レンタルにも対応したDVDコーナー、自動化書庫等を興味深く見学した。
以上