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2013年度サマーセミナー報告 [ 2013-09-05 15:59:45 ]

テーマ「図書館の特殊資料をやっつけろ」事例・情報交換会

日 時  2013年8月28日(木) 13時30分~17時50分
会 場  東京外国語大学附属図書館 4階 TUFS ラーニングコモンズ

出席館  16館(26名)

亜細亜大学・亜細亜大学短期大学部図書館、一橋大学附属図書館、国立音楽大学附属図書館、国際基督教大学図書館、創価大学中央図書館、東京外国語大学附属図書館、東京学芸大学附属図書館、東京家政学院大学附属図書館、東京工科大学メディアセンター、東京女子体育大学附属図書館、東京女子大学図書館、東京薬科大学図書館・情報センター、和光大学附属梅根記念図書館、ルーテル学院大学図書館

テーマ  「図書館の特殊資料をやっつけろ」
進 行  黒澤公人(国際基督教大学図書館)

 開会に先立ち、会場館である東京外国語大学附属図書館の茂出木理子学術情報課長よりご挨拶をいただいた。その中で茂出木課長は今回の会場でもあるラーニングコモンズについて言及され、さらに「事例紹介」に関して、聞く立場と発表者の両方の視点から意義深いお話があった。

■事例紹介 13時30分~15時05分
1.「特殊言語資料について」   
 東京外国語大学附属図書館学術情報課目録係の大和加寿子氏より、27もの多様な言語の資料を収集しているユニークな図書館ならではの事例紹介が行われた。特に留学生を活用した具体的な目録作成の方法について興味深いお話があった。
2.「昔の媒体、どうしていますか?」
 東京学芸大学附属図書館の高橋隆一郎氏より、パソコンのOS更新により使えなくなったCD-ROMや古いビデオテープ等、所蔵はしているが利用できなくなっている資料についての問題提起が行われた。
3.「音楽資料の特徴」
 国立音楽大学附属図書館閲覧参考部の森岡倫子氏より、音楽資料の運用やオリジナルのOPACの作成等について紹介していただいた。特に楽譜の具体的な装備方法など、日頃は目にすることのない特殊な資料の整理方法を直接見せていただき、参加者は貴重な経験をすることができた。

 それぞれの事例紹介について活発な質疑応答が行われ、予定時間を過ぎるほどの盛況ぶりであった。

■各図書館の実情など意見交換会 15時15分~16時10分
 事前にメーリングリストで行った「特殊資料に関するアンケート」の結果一覧表等を資料に、出席の各館から現状や課題の報告が行われ、その後質疑応答・意見交換の時間が持たれた。

■図書館見学  16時15分~16時50分
 出席者を2つのグループに分けて東京外国語大学図書館職員が館内を案内した。
 会場であるTUFSラーニングコモンズ・学習相談デスク、学生用端末コーナー、特殊な整理方法に基づく各国語資料の配架状況等を興味深く見学した。                                 

■自由参加による自由意見交換会  17時~17時50分 (18名)
 主として事例紹介の内容に関する質疑応答や意見交換が活発に行われた。

 なお、事例紹介資料と共に、国際基督教大学がメーリングリストで行った「緊急地震警報への対応」に関するアンケートの集計シートが配布された。


以上


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